なぜ、千葉県内を舞台にした企業研修をやることになったのか

某IT系企業の方から「今度、泊まりで企業研修的なことを行いたいのですが、何か良いアイディアありますか?」のざっくばらんなご相談から始まった取り組みについてご紹介していきたいと思います。
私は、五反田でベイカンシーオフィスゴタンダというコワーキングスペースを運営しておりますが、住まいは千葉県船橋市なんです。
毎日ベイカンシーオフィスを利用されている方の中で一番遠くからヘコヘコと通勤しているのです。
そんなことから千葉愛はそこそこ強い人間なんですが、平日は五反田で過ごしており、千葉愛を発揮する機会があまりありません。
その反動かわかりませんが、コワーキングスペース運営してまもなくから、千葉県の何かに絡んでいく傾向がありました。
最初は千葉県勝浦市の廃校活用にちょい絡みし、役所の方や地域で活躍している方とも絡んだりしながら、毎週月曜日は廃校で仕事しつつ、やったことないサーフィンして過ごすということ生活を1年間くらいやってました。

そして、1年間の廃校サーフィン生活後に始めたのが「コワーキングバス」という取り組みです。
勝浦の廃校を目指して五反田から勝浦の廃校をつなぐ、仕事ができるバスを走らせたりしてました。
ただ、タイミングがあまり良くなく、コロナ禍の時期と重なってしまい、2、3回コワーキングバスを走らせて終了となってしまいました。

コロナ禍中はベイカンシーオフィスも休業し、自宅待機しながら悶々とした日々を過ごしていましたが、どうしても気が晴れなかったこともあり、一人で感染を広げることなく過ごせそうな場所を探し、気晴らしができる場所として場の紹介をまとめたメディア「キバラシワーキング」を作ったりしてました。
その結果、千葉県にあるマニアックな場をめぐる機会が増え、千葉県の各所に知り合いも増えてきました。

コロナ禍も明け、気軽に移動できるようになると、これまで巡ってきた場所であったり、何もないが良い感じの場所に新たな場を作ってみたい願望が芽生えてきて、5分で組み立てできる屋台「モバイルベース」の制作を始めました。そして、そのモバイルベース持ち込んで新たな場を作れるのかを試す日々が始まりました。
結果、モバイルベースを持ち込むだけでは場が作れる感じがしなかったので、「衛生管理責任者」と「千葉県内で移動カフェができる営業許可」を取得し、千葉県内で場が作れそうなところに出没し、モバイルベースカフェという店名でゲリラ出店するようになりました。

前置きは長くなりすぎましたが、ただただ願望を行動に移していた、これらの活動を暖かく評価いただき、お声がけをいただいたのでした。
これまでなんとなく千葉県内を彷徨い、知人を増やし、場をつくってきたことが活かせそうだったので前のめりで依頼を受けました。
そして2025年11月29日に、某企業様の1泊2日の合宿研修がスタートするのでした。

企業研修の舞台と内容

今回の企業合宿の目的は、非日常体験を通じたチームビルディングと新たなつながりをつくることにグローバルな視点を盛り込むという感じです。
そこで、ブレスト的に案を出しつつ、最終的には千葉県を舞台にしたこんな感じのマニアック研修で進めることになりました。
・トトロの世界観のある場所で皆で薪を割り、火を起こし、昼食をつくる
・海外の人たちに訴求できるショート動画をこの合宿の時間でつくる
・BBQ、キャンプファイヤーを通じてつながりを深くする

これらの工程に協力いただける方々を手配し、場をつくり、盛り上げつつこなしていくことが私のミッション。
私は旅行業免許は持っていないので、移動手段の手配を含めた旅行業務に関してはワーケーション法人向けの合宿やワーケーションの手配を行うサービス『コワーケーションドットコム』、地域と企業の交流を促進する『MEETSCUL』、そしてコワーキングスペースや個人の働き方をサポートする『TeamPlace』などを運営するPerkUPさんにお願いしました。
満足の行く合宿ができるよう、依頼企業、PerkUP、コンテンツ協力者と何度も打ち合わせと状況の共有を行いながら合宿当日をむかえました。

これまで千葉県内を願望のままにフラフラと彷徨っていましたが、それも今回の千葉を舞台にした企業合宿を進めるための前準備だったのかもしれない、そんな風に前向きに捉えて全力を尽くそうと思ったのでした。

実際の合宿報告についてはPart2でたっぷりと報告できればなと思います。