みなさま、ご無沙汰しております。

2週間お休みをいただき、東京を離れ南インドに行っておりました、のんちゃんです。

今回はちょいとインドの土産話を書かせていただくという、公私混同記事です。

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そもそもなぜ急にインドかというと、ダンスのインターナショナルワークショップに参加してきたのです。

ことの始まりから流れを説明すると、この企画をオーガナイズしている知り合いのインド人から誘われ、さらには友達のフットワークの軽さに乗せられ、たいして調べもしないまま、半分勢いで女2人で旅立ったのでした。

意気揚々と羽田を経ち、トランジットで降りたクアラルンプールで「アレ?なんかもうマレーシアで満足じゃない?」くらいに遊んだあと、インド行きの飛行機に乗りました。(そのときの私たちはこの先に待ち受けている困難の数々を予想だにせず…)

当然かもしれませんが、乗客 98%インド人(残り2%は私たちと男性客1人)なかなか想像し難いと思うのですが、ほぼインド人しか居ない空間で日本人はかなり浮きます。

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その飛行機でまず私たちはインドの洗礼を受けました。インド人にルールは通用しません。
基本並びません。

狭い機内に乗り込むのにやたら手こずるインド人達。(なぜなら並ばないし席を間違えるから)大変な混乱で飛行機の出発15分押し。
インドについてからももちろん空港大パニック。(インド人にとっては普通なのかも)
そこからも紆余曲折あってすっかり夜中になったもののなんとかワークショップの行われる土地に着いたのですが、最終的な交通手段は小さなボート。

↓最終的なお迎え

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そこは名もなき小さな無人島なのでした。

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↑昼間のようす

もちろんHPで事前になんとなくは理解していたのですが、

そこは思った以上にサバイバルな環境でした。

泊まる場所はバナナの葉で出来た2人部屋

シャワーは水バケツ1杯

トイレも水バケツ水洗

私たちは思った。。
「なめてた…」

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↑私たちの家

でもそんなキャンプ環境で心地よく過ごせるよういろいろ工夫が凝らされていて、この期間のためにゼロから創り上げたとはとても信じがたいパラダイスでした。

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部屋のすぐ裏に広いスタジオと、道場が造られていて、それはこんな場所で信じがたいほど心地よく美しい作りでした。

朝になって世界各国から集まってきたダンサー達総勢20名ほどと挨拶し、全員英語ペラペラなことにビビりつつ

そんな島生活が始まりました。

基本的には、朝の7時から
カラリパヤットというマーシャルアーツ(格闘技)トレーニング→休憩タイム→ダンスクラス
という一日の流れ。

朝から泥と汗まみれになりながら日に日に過酷になっていくカラリパヤット…

脱落者続出するなか、ジャパニーズカラテガールだと思われているのかマスターからの期待を感じ、日に日に背中がたくましくなっていく私…

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からの自由時間にはアーユルヴェーダマッサージを一日4人ずつ受けることができて、のんびりハンモックに揺られたり、読書したり、泳いだり、各々自由に過ごし、というここに来た目的を見失いかけるというギャップ。

そのあといよいよクラスが始まると、毎日どこかの筋肉が切れてるんじゃないかというほどの超ハードクラス。

世界的に有名なカンパニーの元メンバー達がリードするダンスクラスはちぎれるほど身体をフルに使わせるのが上手くて、

もはや入隊訓練でした。

食事は毎食、近くの島の奥様方が手作りしてくれたものが船で運ばれてきて(もちろんカレー)

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地元ケララ州の伝統芸能や寺院のセレモニーを見せてもらえたり、なんだかんだ至れり尽くせりの日々でした。

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最終的には大概のことに免疫がつき、虫がいようが野外水浴びだろうが手が黄色くなろうが足の裏まっくろだろうが「だから何?」って感じになりました。

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↑傷と汚れでもはや日本ではありえない足。。爪の間までまっくろ。

でもやっぱり後半は文明が恋しくて、あらためて日本の素晴らしさを感じました。
世界中どこ探したってこんな清潔で親切な国はないよきっと…日本万歳。
(↓非常用の味噌汁と梅干についに手を出したときにインド人に食べさせてみました。微妙な反応でした。)

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帰りのトランジットで浴びたお湯のシャワーは聖水かと思うほど有り難く感じました。
(友人はそのシャワー室を
神の部屋と呼んでいました。)

そんなこんなでVACANCYはじめ、色んな方にご迷惑ご心配おかけしましたが
一度も危ない目に遭ったり、おなかを壊すことなく、季節外れに色黒になって蚊にさされまくって無事に帰ってまいりました。
以上、ちょっとした冒険記でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

またVACANCYでお待ちしております!
 

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